IHIインタビューその7|若手にかみ砕いて継承するとは?

6つの基盤整備の考えを、部門の中で、特に若手に継承していくには、かみ砕いてわかりやすく整備していかないといけないと思います。

IHIの神谷康弘さん(エネルギー・プラントセクター 公務・生産センター 調達部 調達グループ 主査)、柏原真理子さん(同センター 調達部 調達グループ)にお話を伺いました。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)

若手にかみ砕いて継承するとは?

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ーー調達部門の方はジョブローテーションが定期的に行われるイメージがありますが、御社ではいかがでしょうか?

神谷
「調達部門の成果が会社の利益や経営に大きく影響する」ことから、設計部門等を含む他部門からの異動者で調達部門を強化する、という機会が過去にも何度かありました。

これを継続していくことで、我々としても部門が強くなっていくだろうという見通しがあったのですが、数年前に上の世代がどっと抜けていったことがあり、その後をどうするか、という時期にさしかかっているのだろうと思っています。

このため、かつては、調達部にいきなり配属されるということはまれでしたが、最近では部門の人員を補強しつつ、早期に人を育てるために、入社時に調達部に配属された後、ローテーションをして戻ってくるような仕組みもあり、ここ数年でようやく仕組みが形になりつつあると感じています。

ーーCPP資格制度を活用することで、技能伝承や共通基盤の整備になる、後輩や部下の指導に役だつといった評価をお聴きすることがあり、ローテーションに対する基盤整備に有効なツールではないかと考えています。

神谷
スタディーガイドに、6つの基盤整備の考えがベースにあると書かれていましたね。

ただ、実際にそれを部門の中で、特に若手に継承していくには、かみ砕いてわかりやすく整備していかないといけないと思います。

経験を持っている人間が読めば、「これはあれのことだな」とわかるのですが、若手にそれを見せて、いきなり「理解して考えなさい」というのは、ちょっと敷居が高いでしょう。

そういう意味でCPP資格の受験者が、得た知見を自分の言葉に変えて教育マニュアル等に落とし込むとよりいいのではないかと思いますね。

CPPの中味が技能伝承や基盤整備も考えて作られているのは良く分かるので、活用していきたいなと思います。

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