CPP公式ガイド改版委員インタビューその2|改版する時にポイントとなったこととは?

CPP公式ガイド改版委員の藤田敏さん(調達科学研 代表)に、今回のガイド改版についてお話を伺いました。(以下敬称略)

改版する時にポイントとなったこととは?

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改版された内容について、具体的にご説明頂いてもよろしいでしょうか。

藤田
今お話しましたように、まずは新しい業種の方も対象にしたいという思いがありました。

これまでの「調達プロフェッショナルスタディーガイド」の内容ですと、どうしても自分の実際の業務にはちょっと当てはまらないかなという領域も多かったのではないかと思います。

例えば、個別受注型の産業ではどのような調達を行うべきであるとか、工事関係を扱う調達ではどうするべきか、卸売業で仕入品に対してどういった調達業務を行うべきなのか。役務委託業務についても、以前にも関連した記述はあったのですが、もう少し厚くその領域をカバーするということをしました。

CSR関係ではISOの26000についてきちんと盛り込みましたし、開発購買の領域では、やはりVEの活用をしっかりやっていけるようにしようと意図しました。

VEは決して製造業だけに限定された考え方ではなく、非製造業においてもVEの活用は調達の中で非常に重要であると思っています。開発購買を進めるうえでVEは重要なツールであるという位置づけで改版をしています。

それ以外にも、原材料調達であるとか、先程触れた卸売業に関わる仕入品の調達といったことは新しい節を設けて書き起こしていますので、製造業以外の方にも馴染みやすいテキストになっていると思いますね。

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反対に、従来から削られた項目などもあるのでしょうか?

藤田
そうですね。

削ったというわけではないのですが、例えば、シックスシグマという節があります。

そこは、シックスシグマの詳細を解説するというよりは、調達業務をする上でそういったツールもありますよということでの紹介に留めてあります。

もっと深くまで内容を知りたい場合には、それぞれの専門書を参照して頂くというようにした項目もあります。

あくまでも「調達プロフェッショナルスタディーガイド」は調達業務の基本となるガイドという位置づけで編集を行いました。

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