アサヒビールインタビューその6|調達の本質は商品競争力の強化

CPPホルダーのアサヒビール 門倉泰昭さん(研究生産本部 調達部 部長)、黒川哲平さん(研究生産本部 調達部 原料グループ 副課長)を訪問しました。
日本能率協会の安部武一郎がインタビューします。(以下敬称略)

調達の本質は商品競争力の強化

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(安部)
これからCPP資格制度を導入や、受験を検討されている方に、メッセージをいただけますでしょうか。

(門倉)
会社の業種業態、おかれている状況によってさまざまだとは思いますが、弊社では、調達部門の環境変化によって、調達機能へのニーズが高まっています。
そうした状況にあわせて調達部門のプレゼンスを上げていきたいという想いがあります。

その為には、自分達の考えを整理し、関係する部門に対して、やりたいことをきちんと伝えるためのツールにしたい。
やりたいことをやるための、武器として使っていきたいと思っています。

そのためにはCPPをきっかけとして多角的な視点をもてるようになってほしいと思います。

CPPもレベルが高いとは思うのですが、他にも私は調達関係の書物、例えば、コンサルタントの著書やビジネス関係の書物もよく読みます。

そういった書物を読んだ時に、CPPのようなベンチマークとなる考え方を持っていると他の理論と比較ができるのだと思います。
共通点と相違点がわかり、多角的視点で見ていくことができる。そうして仕事のレベルがあがるのと思うのです。

当然、部内のメンバーにもいろいろな購買関係、調達関係の書物は読んでもらっています。ベースとなる考え方を持っていると多角的な見方ができるようになりますね。

(安部)
今、社内では、調達の重要性というのは注目されていますよね?

(門倉)
確かにそう思います。

(安部)
やはり利益に直結することが一番の要因でしょうか?

(門倉)
一言でいってしまえば利益ですけれど、本質的には商品自体の競争力の強化になるということだと思います。

我々は製造業ですから商品の競争力が増すことが、一番大事です。
売上の拡大にも繫がりますし、品質の確保にも繫がります。

そして原価の低減によりコスト競争力の強化にも繫がります。
調達改革の影響範囲はコストだけではないと思っているのです。
商品自体の競争力にも繫がると思っています。

客観的に業務を見直すとは?

006

(安部)
これから受験をされる方に一言お願いします。

(黒川)
CPPを学ぶことによって、自社における自分の業務の強み、弱みが見えてくると思います。
そのように客観的に業務を見直せることが、CPP資格制度のひとつの大きな利点だと思います。

そういう部分を、意識して私も活用していきたいですし、活用されると役に立つ方がいらっしゃると感じています。

(安部)
ありがとうございました。

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