川崎重工業インタビューその2| 人材育成を強化しようとした理由とは?

教える側の人材が数と時間の面で不足していました。

CPPホルダーの川崎重工業 熊代真和さん(調達本部 調達企画部 主事)にお話を伺いました。日本能率協会の安部武一郎がインタビューします。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)

人材育成を強化しようとした理由とは?

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安部
CPP資格制度を知ったきっかけは何でしたか?

熊代
2010年の試験をターゲットとして、2009年にCPP資格制度の導入を検討しました。

当時、調達企画部では、下請法や建設業法といった調達業務に関連する法律や契約書の読み解きといったコンプライアンス知識を習得するための研修に特化して企画開催していましたが、調達業務が複雑化、高度化するなか、各カンパニーが個別に教育を実施しているとは言え、これだけでは不充分であるという課題認識のもと、良い教材がないかを模索していました。

そして当時の私の上司が、調達に必要な基礎知識を体系的に学べる教材、あるいは資格などをネットで調べて、このCPP資格を見つけました。
実際に、教材を試しに購入してみて「これは使えるな」ということで、活用することにしたのがきっかけです。

安部
教育を強化しなければいけないという認識から、適当なツールや教材をちょうど探していらっしゃった?

熊代
はい。
法律や契約といった知識も勿論大切なのですが、ソーシングやパーチェシングといった調達実務に関する研修を企画したかったのです。

安部
上司の方も含めてそういう問題意識をお持ちだったのですか?

熊代
そうです。

調達の技能伝承の解決策は?

安部
教育体系を充実させる他に、当時の川崎重工さんの調達に関する問題意識というのはどのようなものがありましたか?

熊代
2009年当時、団塊の世代が数年後に大量退職することによる急激な若返りに備えるために、技能伝承の必要性に迫られていましたが、教える側の人材が数と時間の面で不足していました。

若手に「教える」ということになると、一通りの業務を経験して知見を有している中堅レベルの社員になるのですが、中堅社員は油がのってバリバリ仕事をする世代ですから、どうしても日常の業務に忙殺されてしまう。
したがって、若手の教育に割ける時間が限られてしまっていました。

また、調達企画部が企画している研修では、毎回アンケートを実施しているのですが、20代の若い人からは「調達は何をどのように勉強したら良いのかがわかりにくい」という声がきかれました。

例えば、社内の他の業務を例にあげますと、経理業務であれば、世の中にはたくさんの書籍が出版されていますよね。

しかし、調達の教科書的なものは、当時まだ世の中にあまりなかった。

したがって、教育がOJTに依存することになってしまう。
しかし、先に申しあげたとおり、教育できる世代には時間の限界があったのです。
より効果的かつ効率的に技術、知識を学ぶ必要性に迫られていたと思います。

安部
その当時、他のお会社さんでも同様の悩みを持っている会社はあったでしょうね。
団塊世代の退職と、調達の教材がなかったと。

インターネットでCPPを見つけていただいて、うれしく思います 笑。

熊代
我々もいい出会いだったと思いますよ 笑。

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