川崎重工業インタビューその6| 属人的な風土を改革する方法とは?

ベテランの持っている技能、すなわち暗黙知を形式知化して、後任を育成する、ということが技能伝承するうえで必要だと思っています。

CPPホルダーの川崎重工業 熊代真和さん(調達本部 調達企画部 主事)にお話を伺いました。日本能率協会の安部武一郎がインタビューします。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)

属人的な風土を改革する方法とは?

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安部
従来は属人的な職人技といった面が大きかったのでしょうか?

熊代
そうですね。
属人的な傾向が強かったと思います。
たとえば、極端な話をすると、隣の席に座っている人が「何をやっているのかわからない」とか。

実際に、ベテランの人は知識も経験もあって、自分では実践できるのです。

でも、それを、人に教えようとするときに何か形式知化していないと難しい面があります。

ベテランの持っている技能、すなわち暗黙知を形式知化して、後任を育成する、ということが技能伝承するうえで必要だと思っています。

安部
雰囲気を変えていくには、労力も時間もかかると思います。
CPPを活用していただいて、社内の雰囲気、風土は変わりましたか?

熊代
CPP資格を持っている人は、20代、30代を中心とした比較的若い人が多いのですが、格好良く言うのであれば、スキルの底上げを図っていこうという雰囲気は出てきたと思います。

科学的アプローチの共通言語とは?

安部
他の会社さんでも共通言語と共通意識があると、コミュニケーションが活性化し、仕事もスムーズに進むとお聞きしています。

熊代
CPPを切掛けとして、調達業務に関する会話の幅が広がったなと思いますよ。

安部
実務的なスキル向上、知識向上にCPPが役立っているのでしょうか?

熊代
知識向上はもちろんですが、実務的なスキル向上のきっかけになっていると考えています。

開発購買、コスト分析といった科学的アプローチが必要な場面では、CPPは役にたっていると思います。

安部
ありがとうございます。

最後に、これから御社内で引き続き受験する方々や、他社でCPPを受験する方々にメッセージをいただければと思います。

熊代
CPPは、調達業務における知識とか技術とかを体系的に学ぶことで、効果的かつ効率的に実務経験を積むことができると思いますので、有効活用していただきたいと思います。

安部
ありがとうございました。

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