エリオットグループ インタビュー4:“世界トップレベルのプロ集団”を目指すためにCPPに求めること

エリオットグループ エンジニアードプロダクツ グローバルSCM部 部長 張 洪萍様、青山 貴久様、材料・加工品調達課 コモディティリーダー 丹治 詠美子様に、「CPP資格取得」の背景やご活用についてお伺いしました。

(※以降敬称略、所属・役職は2022年5月11日時点)

久保田
CPPの学びが実際の業務で活かされた事例があったら教えてください。

丹治
全員が等しく、ベースとしての共通言語を持っているため、話の発展性が生まれることがひとつ挙げられます。スキルがベースとしてあるので「A案ではなくB案でいこう」という際にもABC分析を行い「この方向で」と話が早く進みます。

久保田
今まではそこに至るプロセスも検討し、互いの考えのすり合わせが必要だったものが、検討ツールの共通化により不要になったのですね。
青山さんはいかがですか?

青山
スペンド分析やバリューエンジニアリングを行う上では「ムダ」を明確にすることが大切です。
CPPでは、購買実績からサプライヤー戦略を練る際の基本となる考え方やグラフのまとめ方が学べます。こうした具体的なメソッドが学べ、それを実際の改善活動に活かせるのはとても良い経験になっています。

久保田
今までの知識にプラスしてより多くの手法が学べたということでしょうか?

青山
はい。戦略の幅、選択肢が広がりました。

久保田
プロ集団としてさらに高みを目指すためにCPPに求めるものはありますか?


サプライチェーンに関するグローバルな最新のケーススタディ、素晴らしい会社での卓越した取り組みの紹介があるといいですね。最新のテクノロジーを活用した事例、デジタルでサプライチェーンを変革した取り組みなど、DXを活用した事例があれば共有いただきたいと思います。
今は時代の変化が非常に速いため、少し先でも情勢が一変してしまいます。より強いサプライチェーンの構築に役立つDXの活用・導入事例など、定期的な情報提供があると嬉しいですね。

吉田
より具体的にはどのような内容の情報を求めますか?


グローバルエクセレントカンパニーのサプライチェーンの実態といったベンチマークの情報が一番ほしいですね。他社の事例を知ることで自社とのギャップが明らかになり、自社の強くすべき部分が見極められるのだと思います。

久保田
以前にも増して地球環境に対する各種対応も求められる中、世の中のトレンドから見てCPPに求めるものはありますか?

青山
まさに我々が昨年購入した改訂版テキストでは、サプライチェーンの問題や、ESG経営、SDGsについても触れられていました。そこで学び、アンテナを張ることができたため、激変した情勢についていけたこともあったと思います。こうした時代の変化に逐次対応したガイドにしていただくことを期待します。


ESG経営など、環境問題への対応は会社の評価に直結します。当グループとしてもエネルギーやCO2の削減には注力しています。

久保田
サプライチェーンのレイヤー(層、Tier)が深いと難しい問題でもありますよね。

丹治
我々のサプライヤー様も、我々と同じ悩みを抱えていると感じています。二次サプライヤー以降の情報を得るためには、自ら働きかけ、聞いていかなければたどり着けません。その苦労はみんな同じ状況だと思います。

久保田
知識やスキルに加え、世界の最新情報、世の中の潮流に対応した内容が求められていることを改めて確認できました。


去年、部門全員がCPP資格を取得し、今年はその実践段階に入っています。
実践のステージでは、他社の事例、ケーススタディを知ることが有用です。
デジタルを活用したサプライチェーン変革などの最新事例を学び、世の中の潮流を知る機会があれば、よりパワーアップできるのではないかと思っています。
今年我々は一段上の「“世界トップレベルのプロ集団”を目指す」ことを目標としています。
CPP資格の取得によって得た学びの実践を通じて更なる高みを目指しています。

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